手塚治虫~火の鳥編~

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私自身は主に近代日本文学を中心に読んでいます。

今回は手塚治虫を紹介します。

手塚治虫、日本の漫画の神様です。私も手塚治虫の作品を一通り読みました。その中でも「火の鳥」はかなり刺激的でとびきりおすすめです。またその中でも厳選された3冊を紹介します。                    それでは行ってみましょう!                                                     1、火の鳥~鳳凰編~4                                      2、火の鳥~復活・羽衣編~5                                             3、火の鳥~望郷編~6                                        です。なんと3冊とも連番です。火の鳥は文庫では、1~13巻まであります。 乱世編と太陽編以外は基本は1冊で完結なので読みやすいです。どの巻からも始められます。                      ちょっと話はそれますが、手塚治虫の漫画は、それぞれのキャラクターが役者であり物語にも台本がありそれをキャラクターが演じるドラマ様な形式で実際にギャラもあったとか。すごい思考ですよね。          さて、1,火の鳥~鳳凰編~からいきましょう。                            鳳凰編の舞台は日本の鎌倉~平安あたりの時代の話です。2人の主人公がいます、生まれたその日に片腕を失った我王、その我王に片腕を斬られた茜丸2人は違う人生を歩みながらも同じ仏師になり都の帝に呼ばれ因縁の対決をする事になります。その中で鬼瓦の競作を命じられその作品を作る為に苦闘します。 苦闘の中でそれぞれがもがき苦しみそして悟りの境地へとたどり着きます。特に我王の場面が素晴らしく師匠である上人さまの即身仏との描写がとてつもなくすばらしいです。特に仏教の考えが色濃い私たちには、共感できる部分が多いのではないでしょうか。                                           次は2,火の鳥~復活・羽衣編~5です。個人的にはこの巻が一番好きです。               この話は、西暦2048年と未来の話です。主人公が事故にあい死亡し再生されると周りの有機物である物がすべて無機物に見えて生き返ります。しかしながら1人だけ美女に出会います。それは、周りの人間からみればロボットなのですが、主人公にだけは美人に見えるという描かれ方をします。そのロマンスに描かれかた表現方法が素晴らしくこれ以上の漫画には出会えた事がありません。特にこの巻はおススメします。手塚作品の火の鳥は一つ一つが点の物語なのですが火の鳥シーリーズは一つの線で繋がる様に出来ています。特に物語の登場人物がそれぞれの物語の中で何回も登場します。                              最後に3、火の鳥~望郷編~6を紹介します。望郷編は男女が違う星に逃げ移り住むという話です。結構内容はエグイです。違う星に移り住むですが、息子を一人産み父親は事故にあって子供が作れない為に女性の方が冷凍冬眠カプセルの中で冬眠し息子と子孫を作って行くのですが、男しか生まれず、また冬眠してという始まりなのですが、結局途中で、この火の鳥の中のキーパーソンのムーピーという生物ポケモンのメタモンみたいな生物が女性に変身して世界を作って行くという感じの話です。手塚治虫氏自身がニヒリズムであったとも言われ、どの作品もバットエンドな感じが多いです。火の鳥は刺激が強すぎて今まで見てきた世界から世界観が変わるとも言われてますので、人それぞれだとは思いますが、少し覚悟をもって読んでいく事をおススメします。                         そもそも、あまり火の鳥はこの本には登場しない?!                          火の鳥という題名ですがそもそも火の鳥は全然出てきませんいつも遠くからそれぞれの物語を見ながら時々少し力をかす程度です。なんか本の題名からはすごい鳥があらわれて大暴れしそうなイメージですが全く違います。                                       それ以外の手塚治虫作品のおススメは?  

・ブラックジャック  天才外科医の話です。ただし無免許です。しかし、どんな病気、事故でも手術                    治療してします。                                          ・どろろ 戦国妖怪アクションです、最近映画化もされましたね。手塚治虫は作品数も多く私自身も読んだことがない作品が多いです。

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