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読書家のトシと言います!今までに通算3000冊ほぞ読破しました。詳しい自己紹介はここから
私自身は主に近代日本文学を中心に読んでいます。
今回は外国の名作を紹介します。
夜と霧
世界の名作選(ネタバレあり)
アウシュビッツ強制収容所での心理学者の体験談です。
アウシュビッツ強制収容所とは、世界大戦時代ナチス、ドイツが行った政策で純血主義、ユダヤ人を強制収容所に送り労働をさせた所です。その他にも何か所ありこのアウシュビッツ強制収容所が一番ひどい所であったとの事でした。
東日本大震災時期にも異常に売れた本で本書では、作者がどうやってアウシュビッツ強制収容所から生き延び、どんな人達が力尽きたかを記しています。
ページ数も200ページいかないぐらいでとても読みやすかったです。
手取り15万ぐらいの時代、どうやって生きていけばいいのかと悩んでいる時に出会った本です。本では生きる勇気や生き抜く為の知恵や考え方を学ばしていただきました。
この本を知るか知らないかで精神的に安定度が凄まじく違う気がします、なぜならあのアウシュビッツ強制収容所を生き抜いた人の話ですから。あんな絶望の地と呼ばれる所から生き抜いた体験談ならぜひ読んでみたいと思い読みました。
NHKの10分で名著の中で紹介され興味をもち購入し読んでみました。テレビの内容の方がマンガも出てきて非常にわかりやすかったです。私自身は本自体はなんとなく名著だと言う事ぐらいは知っていました。
この本を読んで最初の衝撃は、列車に乗って連れられて何十時間も揺られ最初について、降りるとまず選別され右か左かに別れるとの事でした。片方は毒ガス室で老人や病人、けが人など労働が見込まれない人々をそちらに送ったとの事でした。ほんと恐ろしいです、最初の段階で生か死が決められていたなんて。
この本のポイントは4つ
- 1,強制収容所での大量に亡くなった時期がクリスマス過ぎた日だった。
- 2,強制収容所で日々生き抜くための心の支え
- 3,強制収容所でみた美しい景色
- 4,強制収容所で生きぬいた力とは?,
それでは、いってみましょう!
1,強制収容所での大量に亡くなった時期がクリスマス過ぎた日だった。
収容所内では、ある時、クリスマスにはここの生活から開放されるのはないかという希望的な話が広まった時があったそうです。それを信じていた人は、クリスマスまで頑張るとう気持ちで頑張り労働します、しかし、クリスマスがきても開放はされませんでした。そのため収容者は絶望しクリスマスが過ぎると絶望し次々と死んでしまったとの事です。希望の光がいきなり絶望に変わるとモチベーションももたないと言う事ですね。信じる力も信じ方を間違えば恐ろしいかもしれません。
2,強制収容所で日々生き抜くための心の支え
少し驚いたのは収容所でも報酬は払われていたとの事で、時期は遅れたりするもののあってとの事でその報酬でたばこを買ったり食事を買ったりできたみたいです。しかしながらそのわずかな金銭でたばこを買ってしまうと、生き残ることは出来なく、諦めた人はたばこを吸い続けて倒れていったとの事で、食べ物を買う事で寿命を買っていたとのことでした。その中で、時折、歌を歌って晩餐会をする機会があったとの事で歌を歌ったり自分の独自の世界(心の安定をもたらせる自分の中の世界)をもっていた人は、生き延びる事が出来たと作者は言っています。
3,強制収容所でみた美しい景色
ある時、主人公が収容所で働いていた時にふと見上げた夕日があまりにも美しく感動し、しばらく見入ってしまたとの事でその時見た夕日が忘れなれなくて心の支えの一つだったと作者は書いています、労働で疲れはててるにもかかわらず、その時にみた夕日の美しい光に思わずひと時の間に心の中が救われたとの事。
美しいものをみるって重要なんですね!特にここ田舎の鹿児島では夜空の星がきれいです。そして日本には桜がありますね、桜を見ると心が洗われます。このことは、なぜかなんとなく共感できました。
4,強制収容所で生きぬいた力とは?,
作者自身、最初に妻と離れ離れになり、その後時折、妻が頭の中に現れて会話したとの事その愛の力がかなりの原動力になったとの事でした、妻が生きてるとか死んでいるとはその時は重要ではなく、私は確かにその時に会って話をしたとの事で、最終的には亡くなってしまっていたのですが、そんなことは重要ではなく、自分は自分の頭の世界で会って話したことが重要なんだとの事でした。
また、主人公以外にも生き残った人の特徴として、自分には待っている何かがあるので、その為にも生き残らなけばならいと思って頑張っていた人が生き残ったとのことで共通点として、自分には、まってくれている何かがあると信じる事。親や兄弟、妻、または、論文を書き上げなければならない(仕事が待っている)
など、自分を待っている何かがあると思う事が重要との事でした。
作者自身は論文を書きあげる事がまだ残っているのでそれを成すまではとの事だったみたいです。
なんだか納得の感じでした。皆様も参考にしていただけたら幸いです。
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