三島由紀夫

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私自身は主に近代日本文学を中心に読んでいます。

今回は三島由紀夫さんを紹介します。

作家、三島由紀夫…戦後を代表する作家の一人です。三島作品を一言で言えば作品「憂国」です。これを初めて読んだ時に衝撃的過ぎて2,3日 寝れませんでした。内容は226事件の話で、将公が切腹し妻が後追いする内容なのですが、かなりリアルな表現力です。後に映画にもなりました。三島氏本人が主人公で演じています。                                                三島由紀夫はカリスマ的な人物で命題としてエロスと死の表現を追い求めた人物です。 今の時代読んでも遜色しない作品が多いです。                                       三島由紀夫の家庭はエリートの中のエリートです。父は官僚で本人も東京大学の卒業後に大蔵省に就職します。しかしながら作家になりたい気持ちもあり、2足のわらじを履きますが続かず大蔵省をやめてしまいます。その後作家1本の道にすすみ、渾身の1冊「仮面の告白」を発売します。その時代はその性の描画がかなり新鮮で大ヒットします。                                              その後、世界旅行に出て色々な世界を見た後に執筆に入りますその1つが代表作「潮騒」が誕生します。若い男女は恋愛をする青春ラブストーリーです。高校の教材でも見かけますね。映画にもなり何回もリメイクしていますその後も次と作品発表し舞台や映画にも出演します。まさにカリスマです。    その時代丁度共産主義の考え方がはやりはじめ、世界的にも資本主義対共産主義の構図ができていた時代です。まさに戦後すべてなくなりゼロの時代に次々と世界が開けて色々な物がはいってきた時代です。三島氏自身もそれで日本の今までの伝統文化が壊されていくと危機感を感じ、日本を守るべく自営の防衛組織の「盾の会」を自腹でつくりました。                        話は少し変わりますが、すごい話が、なんとノーベル賞をとった川端康成が三島の師匠とも呼べる人物なのもすごいと言えるところです。その時代世界的には三島氏のほうが評価され、ノーベル賞にも近い男とされていたので川端氏が受賞した時はさぞ悔しい思いだったのでしょう。日本人が近い将来また受賞は考えられないので自分にはもうこないかもしれないと思ったでしょう。                           三島作品のおすすめは、まず「憂国」を読んで「仮面の告白」、「金閣寺」そして後期3部作「春の雪」ですね。                                                 春の雪は最近映画をされ映画から入ってもいいかもしれません。内容としては恋愛物です、恋愛の最高のタブー不倫の中でも天皇一族と結婚した聡子と主人公との日本では許されるはずもない最高のタブーにチャレンジした作品です。三島ワールドを知るファンにはもう最高作品です。                             三島の4部作として春の雪、奔馬、暁の寺、天人五衰があります。                    三島とはこうだという事がこの4冊を読めばすべてがつまっているいます。しかしあまりにも難解です。特に奔馬は難しいです。そして、三島氏自身も自分の物語の演者のごとく実際の現実でも自衛隊の市ヶ谷駐屯地で東部方面総監で腹をきります。しかも、その日に最終作品の最後の執筆を終わらせて。自分にはとてもできません。話が少しそれましたが、作品の中の文章表現力がまさに神がかっています。徹底した美意識が文章にも表れます。そして、その当時では珍しく肉体改造にも入ります。作家と言えば不摂生、酒、女に溺れるイメージが当時あったのを、三島自身はニュータイプであるのごとくボディービル、剣道などの武道も初め体がムキムキになります。自衛隊に体験入隊もした事もあります。頭も良く体も鍛えるとは、まさに最強です。                                        日本とは日本人とは「るつぼ」であるとは、知識人の中ではよく言われています。中身が空であるがゆえによく「気合を入れる」などと言われます、その悪い活用方法として、戦争などに利用されたりもしました。るつぼはあらゆる物を吸収したまったく別の物を形成する。まさにトヨタの車、物づくりの国日本は色々な材料を仕入れそれをくみたたてて、まったく違うものをつくる。三島氏自身も大虚無だったのではないかといわれいます、三島が市ヶ谷駐屯に立てこもった時の檄文の中で言っています。健軍の本義とはなんだ?国を守る事。国を守るとは何だ?国を守ると歴史、伝統、文化を守る事である。今の軍隊はおかしいとの事でした。まさに三島氏は日本そのものだったのかもしれません。日本を知るにはまず三島をよむべし。

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